世界の趨勢 2020 12 27

書名 日本のコロナ対策はなぜ迷走するのか
著者 上 昌弘  毎日新聞出版

 私は、この本を読んで危機感を感じました。
どのような危機感を感じたのかを書きます。
 コロナの時代において、
日本では、オリンピックどころか、
国際大会すら開催するのは、無理でしょう。
 それは、日本が世界の趨勢に逆行しているからです。
多くの国は、国家の総力を挙げて、PCR検査を実施しています。
 何が怖いかというと、
元気で歩き回る「無症状者」の存在が怖いからです。
 日本は、外国と比較すると、様々な理由をつけて、
なるべくPCR検査を実施しないように見えます。
 たとえば、PCR検査は精度が低いので、
感染していないのに「陽性」と出たり、
逆に感染しているのに「陰性」と出る可能性があるので、
PCR検査を増やしたくないという。
 しかし、PCR検査を同じ人に対して、
3回実施すれば、そのような誤差は回避できます。
 このままでは、外国人は、
「とても怖いので、日本を訪問したくない」と言うでしょう。
 何が一番怖いかというと、
元気で歩き回る「無症状者」の存在です。
 日本人だって、怖がっているでしょう。
自分がコロナにかかっているのではないかという不安、
他人にコロナを感染させてしまうのではないかという不安。
 これでは、経済は委縮してしまいます。
景気対策のためにも、国家の総力を挙げて、PCR検査を実施すべきです。
 世界は、「日本のデータはあてにならない」と言うでしょう。
保健所が選んだ患者のPCR検査の結果と、
市民全員を対象にしたPCR検査の結果では、大きく違うものとなります。













































































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